オイルヒーターの検討購入している方へ。使ってみた感想。
オイルヒーターの実力は?
進学・就職で一人暮らしを始める方も多いですが、欠かせない家電器具の一つに
「暖房用品」があります。
その中でも「オイルヒーター」を購入・使用してみましたので、感想を書いていきます。
経緯
北海道から青森県へ異動が決まり、今まではオール電化のアパートだったため暖房用品は不要でしたが、新しいアパートの私の部屋には暖房用品がなく、新たに購入する必要がありました。
第一優先として考えられるのは「石油ファンヒーター」なのですが、
- 灯油の持ち運びが面倒臭い。借りた部屋が3階なので特に。
- 年々技術が上がってるとはいえ、点火消化時の臭いが気になる
- 換気が面倒
- ハウスダストのアレルギーがあるので、温風により埃を巻き上げたくない
- 火を使わないという安心感
という理由で候補から外しました。
逆に上記の理由を解消するものを考えたところ「オイルヒーター」の購入に至ったわけです。当時住んでいたところは最低気温-25℃、最高気温-10℃が普通にある土地で、青森は本州なんで寒さなんてちょろいだろう、と思ってました。
オイルヒーターの構造ですが、機械の中にオイルが入っており、それを電気で温めて放熱。部屋の中を暖かい空気が対流して温める仕組みです。
購入したのは、こちらの商品。当時の購入価格は 15915円でした。
オイルヒーターといえば「デロンギ」のイメージが強いと思いますが、国産で価格も常識的な範囲でしたので「ユーレックス」を選びました。
こんな条件で使ってみました
気温ですが、
真冬で最高気温2~4℃。寒波が来れば-2℃くらい。
最低気温は-4℃前後。寒波が来れば-7℃くらいの外気温です。
感想
残念ながら個人的には期待外れでした。
具体的には
立ち上がりが悪い これに尽きます。
スイッチを入れて室温が安定するまでは1時間は見なければなりません。寒い家に帰ってきてこれだけの時間を待つのは苦痛です。
あとは、使用条件によってかなり使用感は変わってくると思います。
鉄コンのアパートですので、気密性は良いはずなのですが北海道は断熱と結露防止で「二重サッシ」が普通なのですが、青森県(勿論全部ではないのでしょうが)は普通の窓なんですよね…。窓から入ってくる冷気も室温が上がりにくい理由なのかな、と。
あとは、北海道の内陸部と比べれば気温は高いですが、やはり北国。青森でも冬は寒いです。
道外の方はご存じないかもですが、北海道民は暖房ガンガンつけて室温を上げまくるので、オイルヒーターでは物足りない、という個人的感想も強いかもしれません。
※こたつの普及率、北海道は沖縄に次ぐ全国ワースト2位だそうです。
それだけ室温を上げる傾向の強い県民(道民)性ということなんですね。
あと、デメリットとしてよく出てくる電気代ですが、あまり気になりませんでした。
エコモードを多用してたというのもありますが。もちろん、1日中家にいてフルに使う方はそれなりに掛かるのでしょうが。
結局、北国の暖房はオイルヒーターがメインでは辛い
結論としては、物足りずにファンヒーターを購入してしまいました。
立ち上がりの速さ、室温を上げる速さはやはり灯油暖房が強いです。
デメリットはこれくらいにしまして…。
オイルヒーターのメリット
・一度上がった室温の維持。ファンヒーターで室温を上げてオイルヒーターで維持するというやり方での使用では役に立ちます。
・留守中のペットの管理。うちはシマリスがおりましたが、宿泊を伴う旅行で室温を保ちたい時にも有効に機能しました。サーモによりON・OFFを繰り返し室温を一手に保ってくれます。
・タイマー機能が有能。1時間単位でON/OFF設定が出来ます。
目覚まし時計の1時間前にONセットしておくと、寝起きに寒くないです。
基本的に無音での立ち上げで動作音もないため、オイルヒーターの起動が気になって睡眠を妨げられることもありません。
北国でのメインでの使用は厳しいですが、サブでの使用でしたら有能です。
本体価格が高いので、なかなかサブで使用と割り切れない部分もあるでしょうが…。
購入を検討されている方はご参考まで!